トレジャーハント：作られた縁

自分用メモです。テキスト載せてます。
まだやってない方・見たくない方は続きを読むから先は見ないでね(´▽｀)

※攻略情報等はありません。テキストのみ。

★レリック1
チュニスにほど近い場所には、古代に栄えた都市・カルタゴの遺跡が眠っているらしい。ローマ人はこの年を憎むこと甚だしく、破壊した際には二度と草木が生えないようにと塩をまいたという（カルタゴ遺跡の噂）

カルタゴにとって目と鼻の先にあるシチリア島の確保は悲願であったが何度もの遠征にも関わらず、ついに島全域を確保することはできなかった。皮肉なことにカルタゴに滅亡をもたらしたポエニ戦争のきっかけもシチリア島であった
（カルタゴ史の一節）

カルタゴを建設したといわれるディドーはティルスの王女であったという。兄を夫に殺されると、決して再婚しないと誓いを立て、国を捨てて海に乗り出した。伝説はキプロスを経由して、チュニスの辺りにたどり着いたと語っている
（カルタゴの建国神話）

伝説によると、ディドーに対して土地の支配者は、牝牛一枚の皮で覆えるだけの土地なら譲ってもよいと条件を出した。ディドーは皮を細く引き裂いて砦を作れるだけの土地を確保した。これがカルタゴの始まりであるという
（カルタゴの建国者の伝説）

ディドーのサイカクに惹かれた支配者は結婚を申し込むが、ディドーは誓いを守り、これを拒んで火に自らの身を投じて命を絶ったと伝えられる（女王ディドーの死の伝説）

古代ローマの詩人ウェルギリウスの｢アエネイス｣では別の物語を伝えている。陥落したトロイから逃れてきた英雄アエネイアスはカルタゴに立ち寄り、ディドーと情熱的な恋に落ちる（アエネイス1）

しかし、アエネイアスには神託が下り、イタリア半島を目指して出発してしまう。アエネイアスに捨てられたディドーは嘆き、呪いの言葉を残して火に身を投じて死んだという（アエネイス2）

ローマを建国したロムルスはアエネイアスの末裔とされる。ウェルギリウスはポエニ戦争で何度も苦杯を嘗めさせられたカルタゴとの因縁をアエネイアスとディドーの物語に託したのかもしれない（アエネイスの解説書）

カルタゴの建国者、女王ディドーの装身具のありかを示したとされる地図。装身具はカルタゴの滅亡時にひそかに隠されたらしい（ディドーの首飾りの地図）

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レリック：ディドー
地中海世界でローマと覇を競ったカルタゴ。その伝説の建国者は運命に翻弄された美しき女王であったといわれる。
（ディドーの首飾りの地図）